卵子凍結のリアルな“過程”

――その後、どういった流れで採卵に至ったのですか?

まずは卵胞の数を増やすために、皮下注射を追加することになりました。最終的には合計で1300cc打ちましたね。

皮下注射を打つCRAZY COCOさん(本人YouTubeチャンネルより)
皮下注射を打つCRAZY COCOさん(本人YouTubeチャンネルより)

採卵前日の24時以降は食事禁止で、当日の朝食もNG。ただ、朝7時までは100ml以下の水分なら摂取OKでした。

当日は受付を済ませると、ホテルの部屋のような個室に案内され、リラックスしながら時間を待ちました。

私が通った病院では「静脈麻酔」と「部分麻酔」のどちらかを選べたのですが、私は静脈麻酔を選びました。全身麻酔の一種なので費用は高めですが、友人やDMでいただいた体験談の中には「部分麻酔は本当に痛すぎて無理だった」「途中でやめたいと思った」という声が多くて。

だから、多少お金がかかっても、緊張しながら耐えるより、寝ている間に終わるほうが絶対にいいと思ったんです。

――採卵が終わった後は、どのように過ごしましたか?

採卵後は麻酔の影響もあって、「当日は車の運転はNG」「必ずタクシーで帰宅してください」と説明を受け、仕事も休むよう指示されていました。

手術中は麻酔が効いていたので痛みは感じませんでしたが、術後は出血もあり、体への負担はかなり大きかったと感じました。

採卵直後のCRAZY COCOさん(本人YouTubeチャンネルより)
採卵直後のCRAZY COCOさん(本人YouTubeチャンネルより)

――結果として、何個の卵子を採取できたのでしょう?

22個採れて、そのうち16個の卵子を凍結できました。お腹の中に18~20mmくらいの卵胞が22個も入っていたわけですから、そりゃお腹はすごく張りますよね。