芸人界隈でも注目度上昇中
—決勝進出者の中で気になるコンビはいらっしゃいますか?
麻婆 僕はセルスパ(セルライトスパ)さんですかね。見た目ほぼ一緒。僕と大須賀さんだけじゃなくて、コンビのたたずまいとかシルエットがほぼ一緒なんですよ。
トシダ 吉本(興業)以外では僕らと、かもめんたるさんしかいないので。かもめんたるさんは先輩だし、キングオブコント(KOC)チャンピオンだし、ライバルとか言えるわけないんですけど。いわゆる他事務所という意味ではかもめんたるさんと一緒に頑張りたいですね。
—同じ事務所のSMA(ソニー・ミュージックアーティスツ)にはハリウッドザコシショウさん、バイきんぐさん、錦鯉さんなど数々の賞レースを制してきた先輩芸人がいますが、プレッシャーを感じることはありますか。
麻婆 プレッシャーはないかなぁ。
トシダ 賞レースで優勝することを目的に組んでないっていうのもありますね。どっかで目立ってテレビとかいっぱい出たいですけど、優勝するようなネタをするコンビだとはお互い思ってないと思います。
麻婆 あとスベりたくない(笑)。
トシダ 絶対優勝というよりは絶対スベりたくない。そっちの思いのほうが強いですね。
—でも最近、芸人さんを取材していると、よくお二人の名前が出てくるんです。業界内での注目度がものすごく高いスタミナパンさんですが、そもそも芸人を目指されたきっかけってなんだったんですか。
麻婆 僕はもともとお笑い好きで、中高生のときは芸人さんのラジオばっかり聴いてました。その後、1回就職したんですけど、やっぱりお笑いやりたいなって思って、そこからワタナベコメディスクールという養成所に入りました。いつか深夜ラジオをできるような芸人になりたいなって。あんまり見た目とは違うんですけど。
—どんなラジオを聴いていたんですか?
麻婆 おぎやはぎさんの『メガネびいき』とか。
—(おぎやはぎの所属する)人力舎ではなくワタナベコメディスクールに入られたのはどうしてですか。
麻婆 これはちょっと言い方が難しいんですけど、10月生を募集していたからっていう感じですね。養成所に行こうと思ったのが5月6月ぐらい、そこから一番早く入れたっていう。でも今思うと、10月スタートは芸歴問題的に紛らわしいと言われるので、ちょっと待てばよかったかなとは思ってます。
トシダ 僕もちっちゃい頃からお笑い大好きで、学生お笑いもやってたんですけど、それこそ中学生ぐらいのときからもう相方いて、学祭でネタやったり。高校でまた別の相方になって、そのまま大学でも学生お笑いやってました。
なので将来はお笑いをやるしか考えてなかったですね。働く気持ちが全くなかったです。大学も一応出たんですけど、それも親に大学だけはとりあえず行っとけって言われて入っただけで、本当は高卒で養成所に行くのかなと思ってました。