2年前に飲酒運転をして事故を起こし逮捕されていた
現場はJR浜松駅の西約500メートルの繁華街の一角。近くの飲食店の店員はこう説明した。
「事件があった店はもともとダーツバーだったんだけど、昨年1月くらいにオーナーが方針をかえてガールズバーにしたんだよね。店長の竹内さんは若いのにものすごく一生懸命仕事をしていました。近所のお店との付き合いも大切にしていて、礼儀正しくて評判もよかった。
お店でも売り上げをあげるために一生懸命お酒も飲んでいたよ。年上の彼氏さんもいたし、決して犯人とは恋愛関係とかそういう間柄ではなかったと思う。お店や従業員を守るためにしたことで何か恨みをかってしまったのかもしれません」
店長の竹内さんは月曜日~土曜日とフルで働き、市内のアパートに祖母と暮らしていたという。「嘘つきは嫌い」という言葉とともに自身とシャンパンの写真をブログに投稿したり、SNSにもお酒を飲む姿を多数投稿している。
「朝まで仕事を頑張っていたのか、毎日明け方にだいぶ酔って帰ってきた」(近隣住民)
浜松の繁華街を一瞬にして恐怖のどん底に陥れた山下容疑者は、浜松市の隣、袋井市内の家賃2万6千円のアパートで暮らしていた。現在は“無職”だが、数年前まではトラック運転手だったようだ。
「従業員の話だと上にはヘコヘコして弱い者には威張りちらす典型的な“小物”だったようですね。酒好きで、2年前に飲酒運転をして事故を起こし逮捕されたことが一部の地元紙で報じられている」(前出・社会部記者)
7月7日、山下容疑者は送検された。山下容疑者は県警の調べに対し「2人を刺したことは間違いない」と容疑を認めているという。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班