同世代に比べたらけっこうもらえていたけど、実は…
――ブレイク中の売れっ子芸能人が一般人と普通にメアド交換して、その一般人が後日連れて来た男友達と彼氏彼女になった、と……。ウソみたいな夢のある話ですね。
その1個下の彼氏は実家暮らしの普通の一般人だったんで、お金持ってないんですよ。当時の私は恵比寿のマンションに住んでたんですけど、私の部屋に転がり込んできてましたね。仕事終わりでヘトヘトになって帰宅すると、彼氏のほうが先に帰宅していて私の帰りを待ってるっていう(笑)。
――下世話な質問で恐縮ですが、やはり恋人を養えるほど、ブレイク当時は月収うん百万円は余裕でいっていたんじゃないですか?
いえ、残念ながら固定の月給制だったんです(笑)。歩合だったら月に何百万ってもらえてたのかもしれないですけど、全然そんなにもらってなくて。でも二十歳前後の同世代に比べたらけっこうもらえていたので、お金についてはそこまで不満はなかったんですよ。
月給制だったおかげで生活水準は極端に上げてなくて、金銭感覚狂わずにすんだから、いま振り返ると逆によかったかもしれないなぁって思います。
それに、一番きつかったのは雪山のグラビア撮影でしたけど、売れてよかったなって一番思えた楽しい思い出もグラビアなんですよ。撮影でグアムとかサイパンとかパラオとか、10回以上南国に行ってたんですけど、あれはオイシイ思い出です。
〈後編へつづく『「ナンパもゼロ、胸が治療中に当たることもない」西本はるかのセカンドキャリア、現在の仕事と結婚願望は?』〉
取材・文/堺屋大地 撮影/恵原祐二