レイ・チャールズの生涯を決めた大切なもの

ソウル・ミュージックの顔役として、サム・クック、ジェームス・ブラウン、ジャッキー・ウィルソン、アレサ・フランクリンらと並び、長年にわたって偉大な功績を残したレイ・チャールズ。

ジョージア州で生まれたレイ・チャールズは、数カ月後には州境に近いフロリダ州北部に移り住んで、極貧に近い暮らしのなかで育った。そこは「田舎のなかの田舎、本当の僻地だった」という。

レイ・チャールズ(写真/Shutterstock)
レイ・チャールズ(写真/Shutterstock)
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しかし、そんな田舎での生活がどん底だったにもかかわらず、レイは3歳の頃に音楽に出会うという幸運に恵まれる。

黒人居住区にあったレッド・ウィング・カフェは、黒人コミュニティの中心的な役割を果たしていた雑貨屋。ワイリー・ビットと奥さんのジョージアが経営していて、部屋の賃貸しもしていたので、一家はしばらくそこに住んでいたこともあった。