「別になにも人気取りをしなくても適任がいるのでは」
ベテラン県議はそのうえで、江藤氏の奥さんが「かわいそう」だとも指摘する。
「同じ自民党だしあまり悪くは言いたくないけど、江藤は地元をあまり回らんのよ。それを補うかのように奥さんが回っている。地元での奥さんの評判はいい。奥さんがおらんかったら、ここまでこれんかったと思う」
前出の県議は江藤氏について「農水大臣として長年活動されてきて、知識も豊富。2回目の就任ということもあり地元では期待されていました。期待は大きかった。だが、今回の発言はそれだけ大きいもの。辞任はやむを得ない結果なので、重く受け止めてほしい」と語った。
石破首相は21日、後任に小泉進次郎・元環境相を起用することを明らかにした。ただ、前出の県議は懐疑的な姿勢だ。
「次の農水相が進次郎さんと聞くが、進次郎さんは江藤さんほど農水の経験はない。進次郎さんが選ばれることに対して、宮崎県連では驚いた人も少なくない。農水の場合、実務として課題が明確なので、もっと適任がいるという意味です。次の参院選で票をとりたいのかもしれないが、彼にはまだ早い。別になにも人気取りをしなくても、もっと適任がいるのではないでしょうか」
火中の栗を拾った形の進次郎氏は、その手腕が試される。
※「集英社オンライン」では、今回の記事についての情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(旧Twitter)まで情報をお寄せください。
メールアドレス:
shueisha.online.news@gmail.com
X(旧Twitter)
@shuon_news
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班