“おまいつ”は犯行計画を「ネタツイ」ですと主張

不穏な空気が伝染したのか、会場の別の場所でもこの騒動と関係ないファン同士のトラブルまで起きたという。

「暴動の中心となった物販テントの横では、また別のファン同士の掴み合いが起こっていた。理由は分からないのですが『おい』『コラ』というような声と共に掴み合ったのか、1人のファンのTシャツが破けていた。あっちこっちで似たような騒ぎがあったんです。
僕はスタッフと共にその喧嘩を止めていました。すると、ようやく警察が到着したんです。そのあとは警察の制止により事態は収束へと向かっていきました。

今回暴れた連中がどこまで組織立っていたかはわかりませんが、最初の“おまいつ”とは別のグループで、もう少し若い子で形成されたグループでした。より過激なことをしたのもこの若手だったという認識です。あと一部報道で『犯行計画』などと“おまいつ”たちのグループが襲撃計画をたてていたように報じていますが、これらは“ネタツイ”だと彼らは話しており『計画性はなかった』と主張しています」(B氏)

現場で起きた怒鳴り合い(A氏提供)
現場で起きた怒鳴り合い(A氏提供)

握手券やライブ入場券を巡るトラブルは、他のアイドルのイベントでも少なくない。

「正直、こういったオペレーションのトラブルってアイドルに限らず、さまざまなイベントやライブで起きることだと思います。一概にどちらが悪いとは思いませんが、こういったアイドルの現場ではファンのマナーの悪さが目立つ。そのファンに引きずられるように、運営の不手際も目立つように感じます。お互いにもう少し歩み寄りながら、よい雰囲気の現場になればうれしいんですが」(B氏)

自分の好きなアイドルを一番近くでたくさん見たいなどの気持ちもあるのだろうが、決められたルールは守るべきだ。少なくともステージに立つ演者たちは身勝手なトラブルを望んでいないだろう。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班