オープン告知のポスターも破られた 

そして15名の客に対しては「ご体調の変化があればお申し付け下さい」と呼びかけ、閉店し東村山署に通報。警察とやりとりをしている中で現金が盗まれていることにも気づいた。

「券売機の中に入れたお金はすべて抜き取られ、補充用に用意していた千円札と100円玉と50円玉など10万円分の現金もなくなっていました。警察の方は『券売機の破壊のために侵入したものの、たまたま金も見つけたので持って行ったという感じだね』と言っていました」

川井さんは「券売機は以前の店から使っていたもので、およそ50万円相当のものです。今回の3店舗目開店に合わせて新札対応に切り替えるために7万円ほどを投資したばかりでした」と肩を落とす。

だが、Xに投稿していた「以前から受けていた嫌がらせ」とは何かを聞くと、表情をさらに曇らせた。

鍵穴には接着剤がつまっていた
鍵穴には接着剤がつまっていた

「実は…2店舗目の店の前に置いていた置物が盗難されたりゴミ箱に入れたゴミが散らかされたりと“些細な”嫌がらせは何度もありました。さらに3店舗目に移転する際に、店の外に貼っていた移転オープン告知のポスターも破られたり。

これらをした犯人は、なんとなく思い当たりますが、現時点では捜査にも影響してしまうかもしれませんし、何とも言えません。とにかく早く犯人が捕まってほしい」

川井さんやパートナーは愛車にひどい落書きをされたり券売機を破壊されたりするほどの恨みを買うようなことを、誰かにしたのだろうか。

「私たちはお客様のために、必死にラーメンとその環境作りに取り組んできただけでした。こんな嫌がらせをされるようなことは決してしていません。

券売機は業者さんに直してもらいましたが、その時に『接着剤5本分くらい注入されてる』と言われ、『そこまでしてモノを壊し、営業の邪魔をしてくる悪意は何なんだろう…』と思うと辛いです」

取材に応じる川井さん(撮影/集英社オンライン)
取材に応じる川井さん(撮影/集英社オンライン)