お客さんから「エチオピア料理はないんですか?」と聞かれる店

続いて話を伺ったのは、北海道・札幌の狸小路7丁目アーケード内にある、餃子×韓国屋台 の『suEzouエチオピア』。 

北海道にある餃子×韓国屋台の「suEzouエチオピア」(写真/「suEzouエチオピア」提供)
北海道にある餃子×韓国屋台の「suEzouエチオピア」(写真/「suEzouエチオピア」提供)

店名だけでかなりの情報量だが、いったいどんなお店なのだろうか。オーナーの千葉栄佑さんに、まずは、そのユニークなネーミングの由来を聞いた。

「店名を“エチオピア”にしたのは、完全に直感だったんですよね〜。コロナ禍の真っ只中にオープン準備をしていたんですが、ある日、図書館で世界図鑑をパラパラめくっていたときに、エチオピアの人々や風景の写真を見て“これだ!”とビビビッときたんです。

餃子や韓国屋台とはまったく関係ないんですが、むしろそのギャップがおもしろいかなと思って、そのまま店名にしました」(千葉栄佑さん、以下同)

『エチオピア』の餃子やまんじゅうなどの料理(写真/「suEzouエチオピア」提供)
『エチオピア』の餃子やまんじゅうなどの料理(写真/「suEzouエチオピア」提供)

もちろん、スタッフは困惑。お客さんからも「エチオピア料理はないんですか?」と聞かれることがあったという。だが、今ではすっかり定着しているそうだ。