副業可能の企業が増えるなか、タイミー営業は今後どうなる? 

最近では副業を推奨する企業も出てきているが、今後タイミー営業のような営業スタイルも増えていくのだろうか。

「基本的にタイミーなどを使った意図的な営業行為は、スポットワークの仕組みを悪用しており、多くは労働契約違反の可能性が高いので、表立って流行するということはないと思います。

写真はイメージです(写真/Shutterstock)
写真はイメージです(写真/Shutterstock)
すべての画像を見る

ただ副業を可能とする企業が増加するにつれ、スポットワークの利用も増えると予想されるので、タイミー営業のようなケースは今後も一定数出てくる可能性があります。

さらには、業績の悪い企業が売り上げを増やすために、営業ツールとしてスポットワークを使うように労働者に指示するといったケースも、望ましくはないですが考えられるでしょう」

――賛否両論ある“タイミー営業”だが、意図的に行なうことで社会的信用を失うリスクは大きい。雇用主側の迷惑にならない前提で、マーケティングや、本業の仕事の情報収集といった賢いスポットワークの活用法を意識することが大切だろう。

取材・文/瑠璃光丸凪(A4studio) サムネイル/Shutterstock