ギャン泣きする赤ちゃんを抱えたままスノーボード
「本当載せるか迷ったけど… 助けを求めれない赤ちゃんへの虐待だと思うし、禁止にして欲しいから」とつづりながらXに動画を投稿したのは、インフルエンサーのりりあんぬ葵さん。
動画は、男性のスノーボーダーが抱っこ紐をつけてお腹に幼児を抱えて、ゲレンデの雪の上に座っているところからはじまる。男性が立ち上がろうとすると、その反動で幼児の頭は揺さぶられて、幼児は大声で泣き叫ぶ。しかし男性はそのまま、自身の体勢を整えようと小刻みにジャンプ。さらに幼児の頭は激しく揺さぶられてしまう。
男性が少し体勢を崩し、幼児の頭が地面に擦れているようなシーンもあった。男性はそのまま泣きじゃくる幼児を抱え、雪山を滑り降りていった。
本当載せるか迷ったけど…
— りりあんぬ葵*LillyTactical (@LillianneMoo) February 27, 2025
助けを求めれない赤ちゃんへの虐待だと思うし、禁止にして欲しいから載せる。
全ゲレンデ【抱っこ紐でのスノボ禁止】にして。
モザイクかけてるけど、
途中トラウマレベルなので閲覧は自己責任で⚠️… https://t.co/1xmnEeA3pC pic.twitter.com/E5eusCgUVz
普段は割と人に声をかけるほうだという葵さんだが、今回の場面はあまりにも衝撃的であったため、声が出なかったという。「幼児はずっと泣いてて、仰け反ったときもあまりにも仰け反ってるから、多分息ができなくて泣き声も出てなくて…本当心痛いです」と話す。
このことをすぐにスキー場の本部にも報告したのだが、抱っこ紐をつけて幼児を抱えたままスノーボードをすることを禁止にしておらず、「基本的には自己責任において、ご自身やお子様の身を守っていただくようお願いしております。また、他のお客様を危険にさらす行為やご迷惑にならない範囲で、それぞれお楽しみいただいております」との返答があったという。
しかし、幼児を抱えた親にとっては自己責任かもしれないが、誰かがその人と衝突してしまって、子どもにもしものことがあったらその誰かの責任になる危険性がある。そしてなにより、赤ちゃんが危険な目にあっているのを、「親の自己責任だから」という理由で放っておいていいのだろうか。
葵さんは「守られるべき子どもが危険に晒されるなら、守られるように制度を作るしかない」と語り、スキー場は子どもの年齢制限かけるべきだと論じた。