物件内見時に「スーツ姿の青白い男性がにらんでいた」

心霊番組やホラーイベントなどで「心霊アイドル」として活躍するりゅうあさんは、2013年から事故物件に暮らし続け、自らの心霊体験をSNSやYouTubeで発信している。

彼女はこれまでに、人気テレビ番組「有吉反省会」や「ビートたけしの超常現象マル秘XファイルSP」「ニノさん」など、数多くのメディアに出演。“幽霊と同居するアイドル”として話題になっている。

“黒焦げの男性霊”との風呂生活や、“腕枕”をしてくる霊との同棲、夜な夜な走る小さな足音……。彼女が語る“日常”は、私たちの想像を遥かに超えていた。

そんな異空間での暮らしぶりとは、いったいどんなものなのか。彼女の住む都内某所の事故物件にて話を聞いた。

事故物件に住むりゅうあさん(撮影/集英社オンライン)
事故物件に住むりゅうあさん(撮影/集英社オンライン)
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――りゅうあさんは、なぜ事故物件に住み続けているのでしょう?

りゅうあ(以下、同) 私、もともと霊感が強くて、小さい頃から霊が見えていたんです。そのせいか幽霊が好きで、“友達”って感覚なので怖いと感じないんです。

仕事関係の人以外には霊感があることを隠して生活しているというりゅうあさん(写真/本人Instagramより)
仕事関係の人以外には霊感があることを隠して生活しているというりゅうあさん(写真/本人Instagramより)

事故物件には、もともと住もうと思っていたわけではなくて、たまたま不動産屋さんにこの部屋を紹介されたんです。それで内見したとき、35歳くらいのスーツ姿の青白い男性がすごい目で私のことをにらんでいたんですよ。 

そのとき、「この人と仲良くなれたら、自分がもっと成長できるかも」って思って、住み始めました。 

内見時の霊を再現するりゅうあさん(撮影/集英社オンライン)
内見時の霊を再現するりゅうあさん(撮影/集英社オンライン)

――「成長」ですか……。その男性の霊は、今でも部屋に現れるんですか?

はい。私は「かずさん」って呼んでいて、もう相思相愛で付き合っていると思っています。最初はドアが勝手にバタバタ開閉する音がうるさくて眠れなかったり、夜中にラップ音が鳴ったりなどいろいろありましたが、今は仲良く暮らしています。

勝手に動き出したというドア。ドアノブを回さないと動かない作りになっているそうだが……(撮影/集英社オンライン)
勝手に動き出したというドア。ドアノブを回さないと動かない作りになっているそうだが……(撮影/集英社オンライン)