「おお、さすが新車効果!」的な結果を期待して
ゴルファーの間で使われる「新車効果」というのは車の乗り換えのことではなく、新しいギアの投入のことであるのは周知の事実。
そんでもって、新しいギアを投入したことで、それまでの不調が改善されたり、飛距離が伸びたりすると
「おお、さすが新車効果!」
などと叫んでみたりもする。
この、新車効果、1ラウンドも保たずに、はかなく消えてしまうことも多いのだけど。
とはいえ、ゴルフのギアはなかなかに高価だし、新作が出るたびに買い替えていてはお財布がもちません……なところに届いた、まさかのQi35 MAX LITE WOMEN'Sの試打クラブたち。
生粋のテーラーメイドラバーで、Qi10 MAXをこよなく愛してきた私にとってはなんともうれしい巡り合わせ。届いたドライバー、クリーク、7ウッド、6Uを並べてうっとり。
さてさて、なにがどう変わったのだろうか。
ウキウキと手元にあるQi10と、届いたQi35を並べてみました。
ドライバーヘッドの大きさは10と35ではほとんど変わって見えない。
Qi35 MAX LITE WOMEN'Sは、女性用ギアには珍しいマットなダークグレーのマテリアルが、なんだか見るからに強そうだ。
女性用アイテムとなるといきなりパステルカラーや暖色系にシフトしがちなスポーツ界。この潔さはカッコいい。
かまえたときに飛びそうな気もするし。
ゴルフはメンタルのスポーツとよく言われるけど、だからこそ、こういうことが大事だったりするのだ。
こんどはフェース面で並べてみた(楽しい)。
フェース面上の重心位置を徹底的に低くしてあるのも、Qi35 MAX LITE WOMEN'Sの特徴だ。すなわち有効打点エリアが拡大しているということ。
テニスでいうならかつてのデカラケみたいなもの? でもその恩恵はQi10でもしっかり味わったのだけど……。