少ない友達が傷つけられ異常な結束力が発揮された?
そんな川村被告が事件時に付き合っていたのが、一緒に逮捕された当時17歳の少年、Aだった。2人をよく知る人物が語る。
「A君も川村さんたちと同じコンビニでバイトしていましたよ。もともとはA君が一番長く働いていて、その後、川村さん、続いて八木原さんが働き出したと聞いています。
川村さんとA君は彼女彼氏の関係だし、いつも一緒にいましたね。A君は『先生がウザかったから』と高校を1年で中退し、バイト先のコンビニ近くで一人暮らしをしていました。そこに川村さんが頻繁に通っていました。
川村さんは大学行きながらめっちゃ働いていたので、その稼ぎをA君との遊びの費用に充てていたようです。『今月クレカの支払いやばいわ』というのが口癖で、イキがりたい中学生みたいな空気感がありました」
この知人は3人について、「友達が少なそうな、似たような雰囲気を持っていた」と振り返った。それだけに結束力が強い――知人の目には彼らの関係がそう映っていた。
「川村さんは明るくハキハキしゃべるギャル寄りのマイルドヤンキー、八木原さんは大人しく真面目な“陰キャ”。対照的な2人でしたね。A君も暗くはないけど学校にいたら中間層に位置するタイプで、決してイケイケではないんです。
川村さんもA君もお酒やタバコはやっていましたが、薬物に手を出したり、誰かと喧嘩したとか殴ったりしたとかも聞いたことないですよ。だから今回の事件を聞いたとき、数少ない友達が傷つけられたというところで異常な結束力が発揮されちゃったのと、イキがりたいみたいな心境が合わさってしまったのかなと……」