Cについては「厳しい非難に値する」
事件は長谷さんの交際相手だった八木原亜麻被告(20)=強盗致死などの罪で起訴=とその友人の川村葉音被告(20)=同=の女子大生コンビが、お供の少年4人を引き連れて起こした愚行。
少年4人は強盗致死などの容疑で札幌家裁に送致され、処分を決めるための「観護措置」が行われていた。そして、命を奪うまでの凶行を主導したのは、被害者とは面識のない少年だった。
「そもそもは中学時代の先輩だった長谷さんと交際することになった八木原被告が、別れ話を持ちかけられたことに納得せず、相談を受けた川村被告が交際相手で江別市在住のA少年(17)を巻き込んだことで陰惨な事件に発展した。
女子大生コンビとAは同じコンビニでアルバイトをしており、この3人は長谷さんとも面識はあったが、残りの3人はAの交友関係で、いずれも被害者とは会ったこともない16歳から18歳の少年でした。
3人はいずれも札幌市白石区在住で、札幌家裁の梶川裁判長は高校生のB(18)について『金品を探して所持品を漁り、逃げようとする被害者の首を蹴った』、アルバイトのDは『被害者の腹部を強く蹴り、所持品を奪った』と犯行内容を説明したうえ、事件を主導したのはCであると断罪した。
もちろんAについても『金品を要求したうえ、顔や腹に殴る蹴るなどの強い暴行を何度も加えた』と認定しています。中でも主犯格とされたCについては『厳しい非難に値する』と付言しており、逆送致を受けた札幌地検が起訴段階で『特定少年』として氏名公表するのも確実視されています」(社会部記者)