対策①曖昧に答えるだけでいい
ちょっとした違和感には「ん?」「え?」「あー」と反応しましょう。
愛想よく「それいいね」なんて言わずに、曖昧に悩んでいるようにしたり、「一旦考えます」と言ったりしておけばOKです。
すぐにきちんとした返答をしなくていいんです。
また、人間関係をこじらせている人は、大丈夫じゃないのに「大丈夫ですよ~」とニコニコ対応して不満が溜まりがち。
NOと言うのが苦手で、いざNOを言うときに「やりたくない!なんで私がやらなきゃいけないの⁉」と強い言い方になってしまうこと、ありませんか?
はっきり拒絶すると、相手からは反発されやすいので喧嘩になってしまうことも。
拒絶などの〝ゼロヒャク思考〟になってしまいがちな人は、やりたくない提案をされた場合は「あー」と曖昧に返事をしておくと、時間をおけば断りやすいですし、相手が察してくれたりします。
対策②不満をすぐ伝える練習
もう1つの方法は、少しずつ「言うまでの期間を短くする」練習です。
例えば、「1年前に言われたことが悲しかった。もう言わないでほしい」と思ったら、そのことを今からでも相手に伝えてみましょう。
そんな昔のことを……と思うかもしれませんが、1年前のことを言えるようになったら、次は半年前のこと、そして先月のこと、昨日のこと、1時間前のこと……と、どんどん早く返せるようになり、上達すると瞬時に言い返せるようになります。
その場で自分の気持ちを言えるようになると、人間関係がスムーズになるんです。
あなたが逆の立場だったら、相手に「本当は嫌だった」と悶々と我慢を抱えられるより、「不満があるならその場で言ってよ!」と思いますよね。
周りのみんなも同じように思っているんです。言いたかったのに言えなかったこと、過去にありませんか?
昔のことからでも、言いたかったことを少しずつ言うチャレンジをしてみましょう。
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