チャイルドの時から日本語と英語を「トゥギャザー」、ルー語誕生秘話
――ブレイクのきっかけにもなった「ルー語」のルーツはなんだったんでしょう?
父が中国・ハルビンで生まれ育って、中国語と英語とロシア語が喋れたんですね。だから私もチャイルド(子ども)の頃から日本語と英語をトゥギャザーしてたのが事実なんですよ。チャイルド心(子ども心)になんかヘンだなとは思ってたんですけどね(笑)。
父の影響もあったし、高校の時のガールフレンドが帰国子女でアメリカンスクールに通ってたんですよ。その子も日本語と英語がトゥギャザーで、私も自然と日本語と英語がトゥギャザーになっていってしまいました。
――「ルー語」でブレイクを狙った訳ではなく、もともと自然に使っていたものが注目されたということですか?
そうですね。高校をグラジュエート(卒業)したら、1年間ヨーロッパへ放浪の旅に出て、帰ってきたらさらに日本語と英語がトゥギャザーになっている自分がいた。驚いた時は「ウェイト!」、ウォーター(水)をこぼしそうになったら「ウプス!」とか、すぐそういう言葉が出るようになっちゃったんです。だからジャパン(日本)にはないような個性だったね。
ただ30代のブレイクの時も「トゥギャザー」とか多少英語は使ってた部分はあるけど、本格的に「ルー語」が注目されたのは50代の再ブレイクの時ですよね。