「ボーカロイドの作り方の巻」(ジャンプ・コミックス第189巻)

今回は、ボカロこと「ボーカロイド」の初音ミクに激似な声の持ち主、保可炉衣土(ほかろ・いと)が登場するお話をお届けする。

ボーカロイドとは、ヤマハが開発した音声合成技術と、それを使った製品群を指す。サンプリングされた人の声を、メロディーと歌詞を入力して歌声を合成することができるソフトウェアが、2004年に発売された。

「メジャーデビューの巻」(ジャンプ・コミックス第200巻収録)より。白バイ警官の本田、コスプレ警官・雛野とともにユニットを結成し、メジャーデビューをはたす。ユーザーはボーカルトラックをサンプリングされたボカロ音声だと思い込むが、実は衣土の生声なのだ
「メジャーデビューの巻」(ジャンプ・コミックス第200巻収録)より。白バイ警官の本田、コスプレ警官・雛野とともにユニットを結成し、メジャーデビューをはたす。ユーザーはボーカルトラックをサンプリングされたボカロ音声だと思い込むが、実は衣土の生声なのだ

そんなボカロが普及したきっかけは、クリプトン・フューチャー・メディアが2007年に開発したバーチャルキャラクター「初音(はつね)ミク」。

同キャラクターをボーカリストとして採用した楽曲が、ネットを中心に発表された。ミクはバーチャルシンガー、バーチャルアイドルとして定着し、新しい音楽シーンを開拓していった。

また、2000年代後半以降は、ボカロを使用して音楽制作する「ボカロP(ピー。プロデューサーの略)」が作曲・編曲家、音楽プロデューサーとしてリアルな歌手の楽曲を手がけるようになっていった。米津玄師、YOASOBI、ヨルシカ、Ado……といったクリエイター/アーティストは、いずれもボカロPやボカロ曲を取り上げる歌手として大きな支持を得ていた人々だ。

ボカロシーン自体が音楽界で大きなポジションを得てはいるが、そこで生まれた才能がより広い範囲での活躍を見せてるのが、現代の音楽界なのである。

それでは次のページから、ボカロ世代の女性警察官、保可炉衣土をめぐるお話をお楽しみください!!