1カ月以上前から捜査ははじまっていた
山城容疑者が住んでいた練馬区内のマンションは家賃9万円のオートロックの単身者向けのマンション。比較的新しいつくりで、女性も多く住んでいた。数人の住人に聞き込みをしたが、近隣との付き合いはなく、ひっそりと暮らしていたようだ。
近くの商店主の男性は、事件に驚きこう話した。
「何? もしかして警察がちょくちょくうちに防犯カメラ見に来たのってこの人の件かな。3回くらい防犯カメラを見せてくれってウチにきたよ。何にも内容は説明してもらってない。最初に来たのは1ヶ月以上前で、10月入ってからも1回来たはずだよ」
近くに住む女性は、山城容疑者が任意同行される瞬間に偶然立ち会ったようだ。写真を見せるとこううなずいた。
「ああ、この人なら昨日見ましたよ。たまたま朝の7時か8時くらいに車でマンションの前の道を通ろうとしたんです。そしたら、2人の男性が『警察です。ちょっとだけそこで待ってください。容疑者逮捕するんで』と車を停められたんです。
周りに警察官が何人かいて、この写真の男性はうつむくように立っていました。手首のあたりはタオルで隠されてましたが、明らかに手錠をされていたのがわかりました。騒然としてるというより、淡々とした感じでしたよ」
同区内の保育所というのは単なる偶然で、事件は全国で起こっているのかもしれない。いずれにしても同種の事件の多発には呆れるよりも、恐怖を感じざるを得ない。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班