良質な眠りがくれるもの

今年になってからは、Apple Watch Ultra、さらに、つい先日リリースされたApple Watch Series 10を入手。前者における運動時の利便性はいわずもがな、後者はそれまでの手持ちのSeries 7から一気にアップデートしたので、その進化にはまたまた目を見張るものがある。

左からApple Watch Series 7、 Series 10、Apple Watch Ultra
左からApple Watch Series 7、 Series 10、Apple Watch Ultra

 Series 10は、まず、軽い。フェイスが薄い。手首へのフィット感がいい。
なのに可視できる画面のエリアは大きくなっている。老眼にはありがたすぎる。
そもそも老眼対策もあってのUltra使用であったのだが、 Series 10は裸眼でも十分イケる。

左の Series 7と比べるとフェイスの画面は明らかに大きいのに重さは軽いのが Series 10の魅力
左の Series 7と比べるとフェイスの画面は明らかに大きいのに重さは軽いのが Series 10の魅力

頼りにしているヘルスケア機能も然り。注目の新機能、睡眠時無呼吸の検出機能を含めた睡眠アプリの充実ぶりといったらたいしたものだ。

睡眠は美容にも健康にも重要な役割を持つけれど、自分で把握できる情報量なんてほんの少し。それも正確性に欠ける。

Series 10入手をきっかけに、この秋から睡眠の記録と管理をスタートさせてみた。

心拍数上昇アラートでわかった異常とは…Apple Watch Series 10がくれる健康と睡眠の“ラグジュアリー”_8

これは初日の睡眠データ。

実はこの日は寝つきも悪く、終始ウトウトとあまり眠れない夜だった。それでも12時くらいにベッドに入り、自分では7時まで眠ったつもりが、実際眠れていたのは4時間あまり。深い睡眠がゼロというのも衝撃だ。実際、寝起きも悪く、疲れもとれていなかった。

心拍数上昇アラートでわかった異常とは…Apple Watch Series 10がくれる健康と睡眠の“ラグジュアリー”_9

一方こちらは眠くて眠くてたまらん、と22時30分ごろ、早めに就寝した日。正確には22時くらいから「報道ステーション」を見ながらリビングでうとうとしていたのだが、それもしっかり睡眠として記録されてるし。

この日はベッドに入ってから明け方トイレに起きるまでの6時間ノンストップ就寝。「は〜よく寝れた」と目覚めたのだが、コア睡眠が充実の睡眠記録を見れば納得だ。

心拍数上昇アラートでわかった異常とは…Apple Watch Series 10がくれる健康と睡眠の“ラグジュアリー”_10

そしてこちらが噂の睡眠時無呼吸のチェックデータ。呼吸の乱れ(無呼吸)はここ1週間では高くないらしく、ひと安心。もちろん、睡眠時の呼吸数や脈拍数まで管理してくれるのも心強い。

心拍数上昇アラートでわかった異常とは…Apple Watch Series 10がくれる健康と睡眠の“ラグジュアリー”_11

最近はゴルフのラウンドのおともにも。以前はプレー中は外していたのだけど、歩数を稼げるし、ゴルフアプリを使えば、距離計にもなる。スイングの邪魔になりにくいよう、ラウンド中は右手に装着するけど、計測にはなんら問題ナシ。

フェイスとベルトのトーンをグローブと合わせてみた。こういうことも楽しい
フェイスとベルトのトーンをグローブと合わせてみた。こういうことも楽しい

健康管理という名の“ラグジュアリー”

ますます楽しく、信頼度の増したApple Watch Series 10。
Apple Watchとはおそらく、いや、間違いなく一生のお付き合いになると思い始める昨今。

カルティエにロレックス……腕時計にラグジュアリーを求めたこともある。
けれど体調の転機を何度か味わった50代にとっては、この卓抜したヘルスケア機能もまた重要な「ラグジュアリー」なのだ。
ウェアラブルなアイテムに24時間、健康管理してもらえる恩恵は、10年前にはなかった贅沢であり、楽しみともいえる。

ところで、Apple社の今季リリースで、ファッショニスタたちのあいだで早くも話題なのがエルメスのバンド、Apple Watch Hermès - グランH(サティネ)- S
めっぽうスタイリッシュでカッコよくて、編集部男子も虎視眈々と狙っている。

硬質な光沢を持つステンレススチールのエルメスのバンド。画像/Apple公式サイトより
硬質な光沢を持つステンレススチールのエルメスのバンド。画像/Apple公式サイトより
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Apple Watchのバンドで15万円超…いや、一生のお付き合いなんだし、ここは一生使えそうなバンドを…なんて言い訳して、購入目前の自分がここにいる。

​文/志沢直子