夢は在宅ワーク
――事業に向けてすぐにアクションを起こしたんですか?
昨年3月頃に克基くんからその話を聞いてガルヒ就労支援サービスの宮脇正代表を紹介してもらい、すぐさま宮崎の本部に見学にいきました。そこで障がいのある方たちがイキイキとしている姿を見て感動したんです。
昨年10月に浜松のバーを辞めて、故郷の長野で物件探しや事業登録などの準備をし、上田市で障がい者支援事業所「ウルトラマーリン」を始めることになりました。今年6月1日にオープンしました。
――五十嵐さんが社長?
いえ、兄が代表で僕は副代表です。僕と、東京で別の仕事をやってる兄は、東京と長野の二拠点でやっていくつもりです。今日も朝イチで上田に来て、また東京に戻ります。10名ほどスタッフを雇ったので、ふだんはそのスタッフに任せる形ですね。
――五十嵐さんは東京で何を?
実は僕自身もExcelやWord、PowerPointなどのソフトをちゃんと使えるように、これから資格を取ろうと思ってます。
これまでもYouTubeチャンネルの動画編集やお店のメニューをPhotoshopで作るなどの作業はしてきましたけど、副代表なのにそのあたりのスキルがまったくなかったら恥ずかしいじゃないですか。
資格を取得したら、データ入力などの在宅ワークのバイトでもしてみようかなと思っています。
――久しぶりの東京生活で、誘惑に負けないでくださいね。
夜は遊び尽くしたし、自分でもお店をやってどっぷり浸かったからもう大丈夫です! むしろ在宅ワークが夢(笑)。
この前も東京に戻ったとたん、六本木のしゃぶしゃぶ店を開くときに声をかけてくれた社長から「六本木でバーを開いたから遊びにおいでよ」と連絡がきました。でも、僕はもう水商売の人間じゃないし、お断りしましたよ。