「絶対結婚しようなー」は社交辞令?

――そ、そうですか……。その方たちはアイドル時代の宮田さんに「結婚しよう」と言っていたと。

そうです! 20代後半の方なんて結婚式場でライブをしたときにバラの花をプレゼントしてくれて『結婚しような』って言ってくれたんです。私物サイン会では「ゼクシィ」の付録の婚姻届を持ってきてくれたので、私はそこに署名したんですよ。もちろん名前の欄は芸名、住所欄は当時の事務所の住所を書きましたが。

私物サイン会でバラの花とともにプロポーズをされ、すっかりその気になっていたが…
私物サイン会でバラの花とともにプロポーズをされ、すっかりその気になっていたが…

――たしかにガチっぽい。

だから別の特典会で「本当にアイドルをやめたら結婚してくれるの?」って聞いたら、「いいっすよ!」って返されたの! だから私は「言ったかんね! お前忘れんなよ、絶対!」と約束したのに……。いざプロポーズしたら断るとか許せなくない!?

――まぁ、はい。ちなみになんとプロポーズを?

私は連絡先を知らないので、コンカフェ(コンセプトカフェ)のイベントでゲスト出勤したときに来てくれた、彼らの連絡先を知っているファンに電話をつないでもらったんです。ファン同士のつながりってのもあるので。それで、「あなただけのアイドルになります」と告白しました。
 

――なかなかいいフレーズ。相手からはなんと?

2人とも、「いや、ちょっと僕には無理っすね」みたいな感じで断られました。

ゼクシィの付録の婚姻届にもサイン
ゼクシィの付録の婚姻届にもサイン

――温度差がすごい。どうしてフラれたんだと思いますか?

たぶん結婚する自信がないんじゃないですか?ステージを挟んで、限られた時間で応援することはできるけど、いざ人生を預かるってなったときに保証できないというか。「まだ若いんだから芸能活動を続けてほしい」とも言われました。

それか、アイドルの私が好きだっただけで、一般人の私には興味ないのかも。そもそもアイドルオタクの言う「絶対結婚しようなー」は応援する定型文みたいなもので、本気で言ってる人なんてほとんどいないってことなんでしょうか。