3列シートの両隣の男性の足が!

昨年12月に、みりんちゃんさん(@nyamirinchan)が投稿した写真も話題となった。こちらは電車ではなく飛行機でのワンシーンだが、なんと3列シートの真ん中に座った女性に対して、両隣の男性が足の裏を向ける形で足を組んでいる。

少し動くだけで、靴の裏がスカートにあたってしまいそうなほど窮屈そうに見えるが、それだけでなく、ひじ掛けまで男性が独占していたという。

みりんちゃん(@nyamirinchan)さん提供
 
みりんちゃん(@nyamirinchan)さん提供
 

公共交通機関で足を組む人に対する批判の声は強く、ネット上では〈電車の狭い座席で隣に人が座ってるのに足を組む人が男女問わず大嫌いです〉〈混んでる電車で足を組むなど万死に値するっ〉〈かなり混んでる電車の中でかたくなに足を組む神経わからんわ。普段から気を使えないんだろうなぁ〉といった声があがっている。

なぜ人はこうまでして足を組んでしまうのか。わざとワルそうに見せるために足を組む人も一定数いるとは思うが、その一方で、女性やお年寄りなど、そうした意図もなく足を組んでいる人も多く見かける、カッパ整体院グループの代表取締役・遠藤敦盛さんに人が足を組んでしまうメカニズムについて聞いた。

「足を組む行動にはいくつかの要因が関与しています。今回は身体的・心理的な観点で紐解いていきます。まず、人は緊張や不安を感じると、無意識に足を組んでしまうことがあります。これは“腕を組む”のと同じように、“足を組む”と身体を保護しているような感覚が生まれ、精神的な安心感を得られるからです。
心理学的には、他者からの干渉を拒否するリアクションとしても知られています。例えば、合コンや面接などで相手が手足を組んでいたら、なんだか受け入れられていないような感覚になりますよね」(遠藤さん)