足を組む男性に注意をしたら…

電車内で足を組む人に対しての怒りの声が大きくなっている。どう考えてもマナー違反の行為をなぜしてしまうのか。実際に足を組む男性を目撃して注意した人、人体に日々触れている整体師の先生にそれぞれ話を聞いた。

5月7日、これでもかというほどに豪快に足を組んでいる男性の写真がXに投稿された。投稿したのは、40代後半の男性・鎌田貴文さん(@zf39x16847)。

〈僕が嫌いな足組み大威張り男が目の前に座ってる。足組んでる方が辛いと思うんだが強く見せたい感の方が勝るんでしょう。公共のマナーって大切だと僕は思ってますので怖い思いをすれば迷惑かけない人生今後送れるでしょう。さてやるか〉とつづり、その男性にハッキリと注意したことを明かした。

鎌田貴文(@zf39x16847)さん提供
鎌田貴文(@zf39x16847)さん提供
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「足を組んでいたのは30代後半の首に刺青を入れた半グレ風の男でした。朝の5時頃の電車でしたので最初は混んでなく、迷惑にもなっていなかったので無視してましたが、混んできても足を大きく組んだままで、そのせいでおばあさんが座れずにいたので、注意することにしました。僕以外の周りの人たちは下を向いて、その男性と関わりたくないといった感じだったと思います。

最初、注意したときは『ナニコラ次で降りろ!』と息巻いてましたが、僕はそういうのに慣れてるので、ひるむことなく小声で『ほんとに君、俺とやるの? いいよ別に』と言ったら相手は戦意喪失したようで大人しく普通に座り直しました。平謝り してたので、『次からはお年寄りや身体の不自由な方、お子さんや妊婦さんが立ってたら譲れるくらいの男の余裕をもってね』と伝えて、僕は目的地で降りました。

僕は荒くれた人生を送ってきましたが、弱いものイジメや年寄りを騙したりとかが大嫌いです。わざわざ正義感で見回りとかはしませんが、目の前にそういうのがいたら注意して理解してもらっています」(鎌田さん)

実際に鎌田さんがその後に投稿した写真では、先ほどまで大きく足を組んでいた男性が、行儀よく座り直している。

鎌田貴文(@zf39x16847)さん提供
鎌田貴文(@zf39x16847)さん提供

しかしこのように実際に注意できるのは非常に稀なケース。特に女性が男性に注意できるケースはほとんどなく、泣き寝入りするしかなくなっている。特に悲惨なのは、3列シートで男性に挟まれた場合だ。