甘味からの辛みの二重構造で

というわけで、さっそく食べてみよう。

高級感のある緑色のパッケージ。「ロケ弁」と同じ仕様だ
高級感のある緑色のパッケージ。「ロケ弁」と同じ仕様だ

開封の儀と相成る。オープン!

4品とシンプルな構成
4品とシンプルな構成

まずはチーズカレーから。
スプーンでルーをかき混ぜ、ご飯に持っていこうとすると、

伸びる!!!!!
伸びる!!!!!

チーズがすごく伸びる。ビヨンビヨンである。中をよく見ると、これ、チーズカレーといっても、ルーの上にチーズが乗っているだけでなく、大きなチーズの塊にカレールーがかかっている、と表現したほうが正しい。こんなにチーズがあるなんて、うれしい。

一口食べる。まず感じるのは、カレーらしからぬ甘みだ。やさしい甘さが口を支配する。

しかし、その後にはスパイシーさがやってくる。そのまま、ご飯をかきこむ。ご飯の甘みと、カレーのスパイシーさが調和して、「ウマイ」としか表現できない。スプーンが止まらなくなる。

その他、エビカレーもシーフードカレーも、それぞれの具材のおいしさと、カレーの甘辛ミックスが絶妙にマッチして、それぞれ美味しい。

付け合わせ、ではすまないのだ

「神は細部に宿る」というが、「オーベルジーヌ」のおいしさを引き立たせているのは、まさに、この「細部」なのだ。

Btypeの付け合わせとして出てくる「ポテト」と「青しその実」である。

ポテト(左上)と青しその実(右下)
ポテト(左上)と青しその実(右下)

ポテトは、付属のバターをつけて食べる。ほくほくとした食感と、スパイシーなカレーを温かく受け止めてくれる素朴な味が、カレーを引き立たせる。カレーの合間のお口直しにはぴったりだ。

さらに、もっと脇役だが、「青しその実」も実によい。いわゆる、お漬物的なポジションだが、ピクルスのようなさっぱりした口触りと、しかし、どこかスパイシーさもある味で、カレーとご飯の合間に食べるのにぴったりだ。