‶やり続ければ最終的に勝てる″など根拠のない思考はギャンブル依存症の危険が

自分がギャンブル依存症かどうか気になる人は、以下の診断基準をチェックしてみましょう。該当するものが4つ以上あると、ギャンブル依存症と診断されます。
 

◆ギャンブル依存症の診断基準

□興奮を得たいがために、掛け金の額を増やして賭博をする要求がある
□賭博をするのを中断したり、または中止したりすると落ち着かなくなる、またはいらだつ
□賭博をするのを制限する、減らす、または中止するなどの努力を繰り返し成功しなかったことがある
□しばしば賭博に心を奪われている (例 : 過去の賭博体験を再体験すること、ハンディをつけること、または次の賭けの計画を立てること、賭博をするための金銭を得る方法を考えること、を絶えず考えている)
□苦痛の気分 (例 : 無気力、罪悪感、不安、抑うつ) のときに、賭博をすることが多い
□賭博で金をすった後、別の日にそれを取り戻しに帰ってくることが多い (失った金を"深追いする")
□賭博へののめりこみを隠すために、嘘をつく
□賭博のために、重要な人間関係、仕事、教育、または職業上の機会を危険にさらし、または失ったことがある
□賭博によって引き起こされた絶望的な経済状況を逃れるために、他人に金を出してくれるよう頼む

出典/アメリカ精神医学会の精神疾患の診断基準「精神疾患の分類と診断の手引き」(DSM-V) 


また、ギャンブル依存症の人は、ギャンブルに関して偏った考え、例えば、‶やり続ければ最終的に勝てる″ ‶こういうやり方をすれば必ず勝てる″といった考えを持っていることが多いです。

〈ギャンブル依存症・9つのセルフチェック〉「やり続ければ勝てる」「いつか取り返す」…オンライン化で若年化するギャンブル依存症の危険な思考回路_2