42歳・蝶花楼桃花に集まる期待
3月をもって、長寿番組『笑点』(日本テレビ系)から勇退する林家木久扇。ここ数年、同番組ではメンバーの勇退が続いており、その都度、後釜が誰なのかとSNS上で予想合戦が盛り上がっている。果たして、木久扇の席を埋めるのは誰になるのか。
まず、この数年のメンバー交代をおさらいすると、2022年1月、当時45歳の桂宮治が、降板した2代目林家三平に代わって新メンバーに就任。
2023年2月、当時45歳の春風亭一之輔が、2022年9月に肺がんのため死去した六代目三遊亭円楽さんの後任となった。
そして2024年の木久扇勇退によるメンバー交代と、3年連続での入れ替わりとなる。
新メンバーについては出演者にも知らされていないとのことで、昨年12月に都内で行われた落語芸術協会の「令和5年納会」に、同協会の会長で『笑点』司会の春風亭昇太が出席した際でも、後任について「日テレに『黙っているのが辛いから教えないでくれ』と頼んでいるからわからない」とコメントしていた。
しかしそのうえで、講談師・神田伯山が後任になるのではという説には「彼は忙しいから多分受けない」とバッサリ否定。他にも、「落語の実績がある人がいい」「女性が入ってもおかしくない」「きっと若い人が入ってくる」といった予想を並べていた。
これらを踏まえて、ここで少し予想をしてみよう。
まず女性の落語家として有力とされるのが、現在42歳の蝶花楼桃花(ちょうかろう・ももか)。2022年3月に真打に昇進したことはもちろんだが、アドバンテージはなんといっても、『笑点』との繋がり。2022年9月に、円楽さんの代打として女性落語家として初のレギュラー大喜利に出演した。
さらに2023年11月には、木久扇司会の『笑点』若手大喜利コーナーにも出演。一部では、この若手大喜利が、木久扇の後釜を決めるためのトライアルではないかとウワサされているため、この場で結果を残した桃花が後任になるという説はかなり有力だ。
ちなみにこの大喜利では本人曰く、木久扇の十八番である「いや~ん、ばか~ん」を何度か歌ったものの、放送では全カットになってしまったそうだ。