全国の小学生が選んだ「いちばんおもしろい」ベスト10(4〜7位)
第4位『あるかしら書店』
作/ヨシタケシンスケ(2017年 ポプラ社)
「こんな本、あったらいいな」が詰まった、最高に楽しい妄想書店をテーマにした作品。月明かりの下でしか読めない「月光本」、ふたつの本を合わせて初めて読むことができる「2人で読む本」など、読んだらきっと「本ってやっぱりいいよねぇ」と言いたくなるエピソードが満載。
<こどもプレゼンターの選んだ理由>
どんなおもしろい本が出てくるか、ページをめくるたびにワクワクします。世界一周読書の旅に行ってみたいなと思いました。(4年生・女の子)
<作者受賞コメント>
僕もすごく本が好きで、あんな本あったらいいなとか、いろいろ思いながら作った本です。みなさんがこれからもいろんな本を読んで、“こんな本があったらいいのに”と、いつか本を作る側になってくれたらうれしいです。(ヨシタケシンスケ氏)
第5位『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』
作/廣嶋玲子 画/jyajya(2013年 偕成社)
幸運な人だけがたどりつける、ふしぎな駄菓子屋が舞台の物語。女主人・紅子がすすめる駄菓子は、どれもその人にぴったりのもの。でも、食べ方や使い方をまちがえると……。駄菓子がお客さんの運命を翻弄する、ドキドキ感が魅力の作品。
<こどもプレゼンターの選んだ理由>
いろいろな駄菓子が出てきておもしろいし、漢字の勉強にもなるし、想像して楽しいからです。(4年生・男の子)
<作者受賞コメント>
またまた選んでいただいて、感謝感激です。この賞に選ばれることほどうれしいことはありません。これからも“銭天堂”を読むと楽しんでもらえるよう、ますますがんばりたい。どうぞみなさま、よろしくお願いするでござんす。(廣嶋玲子氏)
第6位『パンどろぼう』
作/柴田ケイコ(2020年 KADOKAWA)
おいしいパンを探し求める大泥棒・パンどろぼうが大活躍する絵本シリーズの第1巻。お茶目でどこか憎めないパンどろぼうが、今日も事件を巻き起こす! 大人から子どもにまで愛されるパンどろぼうの正体と意外なストーリー展開に、ハマる小学生が続出中。
<こどもプレゼンターの選んだ理由>
パンが好きなパンどろぼうが、パン職人になったのはすごいなと思いました。(2年生・女の子)
<作者受賞コメント>
パンどろぼうは、ちょっとドジでまぬけだけど、好きなことには一筋です。実は私もそんな人間です。自分を投影したようなこのパンどろぼうが、愛され、親しまれて、とても幸せです。小学生のみなさんも自分の魅力的な部分を知り、大事にし、成長していってほしいです。(柴田ケイコ氏)
第7位『四つ子ぐらし① ひみつの姉妹生活、スタート!』
作/ひのひまり 絵/佐倉おりこ(2018年 KADOKAWA)
ひとりぼっちだと思っていた主人公は、じつは四つ子だった…!? それぞれ別の場所で孤独に育った4人がひとつ屋根の下で暮らすことになったけど、四つ子だけの生活は大混乱! キュートな姉妹生活が大人気。昨年11月には、シリーズ16作目を刊行。
<こどもプレゼンターの選んだ理由>
4人で家事をするとき、部活をするとき、友だちと遊ぶときなど、いろいろな場面があっておもしろいからです。(4年生・女の子)
<作者受賞コメント>
読者のみなさんにも、四つ子ぐらしを読んで、ドキドキ・ワクワクするような気持ちになってもらえたらとてもうれしいです。私も作者ではありますが、読者のみなさんといっしょに、ドキドキ・ワクワクしながら執筆を続けたいです。(ひのひまり氏)