現在は元不倫相手と再婚
市民を巻き込む前代未聞の騒動を起こしたAは、三重県津市出身。教育熱心で周囲の評判もよかったことから、2017年ごろに津市内の小学校の教頭に出世した。プライベートでは30歳のころに年下のB子さんと結婚。バンドや演劇活動にも力を入れており、まさに順風満帆な人生を歩んでいた。
そんなAの不倫が発覚したことで、「なにもかもが一瞬にして崩れ去る感じだった」と語るのは、25年間にもわたり夫のAに連れ添ってきた元妻のB子さん(50代)だ。B子さんは当時、集英社オンラインの取材に時おり声を詰まらせながらも、こう心境を語っていた。
「浮気していた事実もそうですが、やっぱり一番許せなかったのは、妻である私を不倫相手と比べて点数を付けていたこと。これを見たときは声をあげて泣きましたし、電車に飛び込もうとも思いました。
さらにAは、この手帳が見つかったあとに子どもたちに対して『オレの不倫は遊びだし終わったことだけど、お母さんは名誉棄損(教育委員会に告げ口)をしてきたから犯罪なんだよ。一家がバラバラになったのはお母さんのせいなんだよ』と言ったんです。
ずっと信じてきた人が、まさかこんな人だとは思いもよらずショックでした……」
現在Aは手帳に記された”16人”のうちの1人と再婚し、かつて妻のB子さんや子どもたちと過ごした一軒家で暮らしている。
10月6日の朝、家を出たAを記者が直撃したところ、「不倫をした事実は一切ない」と騒動を断固否定。その5日後に、Aは2024年3月末までの自宅療養を必要とする診断を得たのだった。
前述の、AとB子さんの共通の知人はこう語る。
「12月1日付けで『教頭2人体制』になったことについて、教育委員会は『あくまで男性教頭(A)が病気休暇を取得していることを踏まえて決めた』と話していますが、ある学校関係者は『もうAを教育の現場には戻せないので……』と本音を漏らしていました。そのため、Aは来年3月末で異動するか、(教員を)辞めるしか道はないでしょう」
これにはB子さんも気持ち的にはスッキリしたと話しているというが、手放しで喜んでいるわけではない。
「とりあえず教育現場からは追放される見込みですが、やはりA本人に反省の弁を述べてほしいというのが正直な思いです。
Aは浮気した事実も認めず、自宅療養中にもかかわらず外に出ているわけですし……。今後も、教育委員会がAにどのような処分を下すのか注目していきたいです」(同)
病気療養が明けるのは来年3月末。そのとき、Aはいったいどんな顔をして表に出てくるのだろうか。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
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#2〈津市・16人不倫教頭を直撃〉元妻の告白「私と不倫相手を比べて手帳に点数をつけていたことに声をあげて泣きました」市民から“更迭”要望書をだされた教頭は記者の直撃に…