療養中に劇団に顔を出し「このことは言わんとってな」
しかし、自宅療養中であるはずのAの姿は、周囲からたびたび目撃されていた。前述の、AとB子の共通の知人はこう怒りをあらわにする。
「実はAは教員という仕事のかたわら、バンドや劇団にも所属していたのですが、平気な顔をして、12月2日に行なわれた劇団公演のリハーサルに顔を出してきたんです。Aはこの不倫騒動をきっかけに劇団をクビになっているにもかかわらず、です。そもそも自宅療養期間中に、そんなところに行ける余裕なんてないはず。そこはA自身も、教育委員会に告げ口されることを恐れてか、まわりには『このことは言わんとってな』と口止めして帰ったそうで……」
ところで、集英社オンラインではAの不倫騒動の詳細や、その証拠となった「三重県教職員手帳」の中身についても報じてきた。
そこには、不倫相手と思われる女性の名前の一部とともに、「へやのみ 6-H 7-めし 9-H 10-会話(不倫相手の部屋で飲み会をし、6時にエッチ、7時に食事、9時にエッチ、10時に会話した)」や「コメダ PH(コメダ珈琲の駐車場でエッチした)」など、その日の出来事を細かく記してあった。
さらに、Aは性行為の回数にも並々ならぬこだわりを持っていたのか、月間予定表の欄にその月の合計性交回数もまとめていたという。
「こうして1冊ずつ手帳の中身を確認していくと、不倫相手と会った日にちが18年間で1170日になるのですが、Aの手帳にはたびたびB子と不倫相手を比較して、『性格』『顔』『スタイル』『H(エッチの上手さ)』といった項目ごとに点数をつけて評価していました。不倫相手が『できるプレイ』についても記していて、まるで女性を性欲処理としか見ていないような記述もありました」(同)
記者も、裁判の資料として提出された”手帳の中身”を裁判資料にて確認したが、そこには目を疑うようなメモが記載されていた。以下がその一部分だ。(※一部改変済み)
① B子(妻) C子(不倫相手) D子(不倫相手)
人間 3 2 1
音楽・演 3 2 2
えっち 3 2 2
料理 3 2 2
かお 2 1 3
スタイル 2 1 3
②
B子…妻、ラブラブ、えっちする、音楽仲間
C子…1号、ラブラブ、えっちする、演劇仲間
D子…2号、10年め
E子…3号、オフィスラブ
③
× C子 H5人(経験人数) 6人め
× D子 つきあい5人(経験人数) 6人め
→このくやしさは2マタで
B子 おれだけ♥(経験人数)
→きつい、だらしない
→このかりはうわきで
「不倫相手のみならず、妻のB子さんまでも『点数付け』する一方で、Aは自身の手帳に『帰ったらきれいな妻、かわいい娘2人、おいしい料理』『県内でこれだけすごい家族で、彼女もいて、体内年齢27歳のやついない』などと、不倫している自分を自画自賛する記述も複数ありました」(同)