2週間で4回の通院。予定の調整も壁

筆者が卵子凍結をした際の流れはこうだった。

① 助成金を受けるために参加が義務付けられている東京都のオンライン説明会を聞き、書類を提出。オンライン説明会では、卵子凍結のメリット・デメリットも説明される

② 東京都指定のクリニックで血液検査を受け、自分の体に残っている卵子の数、健康状態を把握。卵子凍結の流れについての説明も受ける

③ 生理が始まって3日以内にクリニックに行き、自己注射の説明を受け、練習

④ 10日間、毎日自己注射と薬の服用を繰り返す。その間、2回クリニックに行き、卵子の育ち具合などの状況に応じて、薬や自己注射の種類を決めてもらう

クリニックから渡された注射の薬剤や針。自分で薬剤を溶かしたり、針を付け替えなくてはならない
クリニックから渡された注射の薬剤や針。自分で薬剤を溶かしたり、針を付け替えなくてはならない

⑤ 最後の自己注射から2日後、クリニックで採卵。その後も数日は薬を服用

⑥ 数日後にクリニックに行き、何個の卵子がとれたか、説明を受ける

⑦ 助成金を受け取るための書類を東京都に提出する

③~⑤の通院に関してはだいたいの日にちが予測できる。ただ、土曜の診療日は平日の3倍くらいの患者が来院しており、平日に毎日出勤する会社員にとっては調整が大変だろう。