妊娠と中絶をしていたことも明らかに

とっくに母娘関係は破綻していた。それでもしきりに「彼氏に会ってほしい」と言う長女。おそらくホストも必死で、母親に会えば売掛を回収できると思ったのかもしれない。そうして武田さんと長女、ホスト、そして玄氏による四者面談が、日本駆け込み寺の事務所で行われた。

「ホストは『娘さんは僕に対し900万円の売掛がある』と言います。それに対して玄さんが請求書など内訳がわかるものはないのかと聞くと、『そんなものはない』と憮然とした態度でした。

『娘と結婚する気はあるんですか?』という質問にも『自分には夢があるので、まだその時期じゃない』とかわされてしまいました」

その後も出稼ぎ生活を続けていた長女。しかし、今年の夏、「彼氏に捨てられちゃった」と武田さんのもとに泣きついてきたという。

果たしてホストはどういうつもりで長女と接していたのか
果たしてホストはどういうつもりで長女と接していたのか

「長女は本気だったようですが、あの男は最初からいずれ捨てるつもりだったのでしょう。そもそも長女はお酒が飲めない。飲んでもいないお酒代に900万円なんて……。

それに、手帳を盗み見して風俗勤めが発覚したときに、同時にエコー写真と妊娠中絶同意書も見つけてしまいました。相手はおそらくあのホストでしょう。私の想像ですが、妊娠させて『俺たちの子どものためにもがんばろう』などと言って長女にさらに貢がせていたんじゃないかと思います。

結局、中絶させられたのに、長女は『ここまでしたのだから今さらあとには引けない』といった心理に陥って泥沼に……」

今では月に1度、売掛の返済のためだけに、そのホストに会っているという。そんな状態に陥っても、話を聞いてくれる窓口は驚くほど少ないそうだ。

「これまであらゆる民間の相談機関などに連絡しましたが、成人の売掛の取り消しはできないと突き放されたり、相談料に数百万もの費用がかかるといわれ、絶望していました。そんなときに『青母連』を知ることができて、救われた気持ちです。今後も玄さんにご協力いただき、四者面談を含め、長女を救うための行動をしていきたいです」