重要行事を欠席、国会で自分の席がわからずウロウロ…
9月29日、旧統一教会との関係や女性記者へのセクハラ疑惑について、十分な責任を果たさず批判を浴びてきた細田衆院議長が辞意を示したという一報が永田町を駆け巡った。
「夏には熱中症で入院したと報じられたり、脳血管に異常が見つかり、たびたび治療を続けてきましたが、議長の職を続けられないと判断したのでしょう。
しかし、ここにきて『政治家としては元気』と、議長を辞任しても次期衆院選にも出馬する考えを周囲に伝えています。重要な公務で欠席を繰り返していたのに、議員は続けられるといっても、有権者の理解を得られないのでは」(全国紙政治部記者)
永田町には、ほかにも高齢議員が多くいる。
二階俊博元幹事長(84)は、車に乗る際に周囲の人が支えたり、国会の議場で自分の席がわからなくなった姿が目撃されたりと体力面が不安視されるが、次回衆院選で地元和歌山の小選挙区が3から2になっても、自身が小選挙区の候補者として残った。
「近く息子が跡を継ぐとされていますが、地元の御坊市長選に落選した長男と、二階氏の秘書を務め、後継の最有力と目される三男の仲は険悪。後継者はいまだに確定していません」(二階派関係者)
麻生太郎副総裁も次期衆院選で引退し、長男に地盤を譲るとも取りざたされたが、自民党関係者は「岸田首相・麻生副総裁・茂木幹事長の三頭体制が崩れると、政権運営もがたつきます。永田町では、首相は年内に解散したがっているが、麻生氏が止めているともっぱらの噂。今後もまだまだ影響力を発揮するつもりでしょう」とみる。