反抗期で親に殴りかかったことも
――ケンカしたことは?
高2から高3にかけてが一番の反抗期で、その時期にお父さんに「携帯持ってるのに連絡しないなら意味ないから止めるぞ」としょっちゅう言われてて「なんだよ!」ってブチギレて手を出しちゃったんです。
お父さんも僕みたいなヒョロヒョロが殴りかかってきたから「おお……」って感じで驚いてた(笑)
高校卒業後にお母さんから「お父さんはそのときに『息子の男らしい一面見れた』『本音でぶつかれてうれしかった』と言ってた」と聞きました。
それからは反抗期も落ち着いて、家にちゃんと帰るし、泊まるときは連絡をするようになりましたね。
――ちなみに、どのような家庭環境なんですか?
普通ですよ。両親とお姉ちゃんの4人暮らし。あ、でもお父さんは料理人。歴史ある高級ホテルや結婚式場で働くれっきとしたシェフなんです。
そういえば、お父さんとちょうど3日前に初めて飲みに行きました。
なんか恥ずかしくて会話は弾まないし、僕もお酒がすすまなかったですけど、そういうのもたまにはいいなって思いましたね。お父さんが俳優の友達に台詞の覚え方を聞いてくれたみたいで、アドバイスしてくれました。
――反抗期もあったけど、今では仲がいいんですね。
まだまだ実家は出たくないです。家事もできないし、それに今ようやく仲のいい家族になれたって感じで大好きなんで。反抗期がなかったら今ほど仲よくなってない気もします。
――多感の時期を経験して性格面の変化はありました?
性格は変わったかもしれないです。中学のときはマジメだったんですけど、高校では人に流されてわがままで不真面目になって、今はそれを超えて面倒くさがりになりました。あとは優しくなれた気がする。優しい面倒くさがりになりました。
ただ、あのころは本当にお子ちゃまでワガママキッズ。今思えば恥ずかしいし、反省してます。当時の行動をマネージャーに話したらちゃんと怒られました。