トレンド予測ランキング1位の“楊枝甘露”
6月からファミリーマートで販売を開始し、SNSを中心に話題となっているのが“楊枝甘露(ヨンジーガムロ)”。発祥は1980年代の香港だが、2021年に台湾でブレイクし、日本でも2022年11月にコストコで大型ボトルタイプの販売がスタートすると、瞬く間に人気となった。
「コストコさんで品薄欠品状態になっただけでなく、2023年のトレンド予測ランキング(消費者経済総研)の食べ物、スイーツ部門で1位を獲得したとの情報があったため、いち早くファミリーマートで取り扱うべく、メーカーのフルッタフルッタさまにお声がけしたのが始まりです」(石田さん)
フレッシュな生マンゴーの果肉に、小粒で弾力のあるタピオカとグレープフルーツ果汁、ココナッツミルクをブレンドした濃厚なドリンクは、まさに飲むデザート。ファミリーマートでは飲み切りできる小型ボトルサイズで販売している。
「濃厚ではあるものの後味はすっきり爽やかで、とても飲みやすいと思ったのが第一印象です。スイーツ好き&新しいもの好きの私としても大満足でしたし、今までにないスイーツとしてぜひおすすめしたいと思いました」(石田さん)
現在は東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県で先行発売中。20〜30代の女性を中心に、昼過ぎのデザートとして受け入れられているという。
「店頭に置くだけではこの商品の価値を伝えることができないため、レジの上に設置してあるデジタルサイネージで広告を打って売り場に誘導したり、売り場ではポップを掲載し、ファミリーマートでの先行発売を大々的にアピールしました。メーカーさまには、TVCMやSNSでの告知に力をいれていただき、対外的に情報発信をしていただきました。
おかげさまで多くの反響をいただきまして、関西圏の方からは『全国販売はいつですか?』などのお問合せをいただいています。現段階での全国展開は決まっていないものの、少しずつ地区拡大をしていけたらと考えています」(石田さん)