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「バズる期待があった」「新色発売日から売上が跳ねます」。ファミリーマートが起こす“コンビニコスメ革命”の裏側_1
ファミリーマートは全国の店舗で「sopo」を展開。リップスティック(税込1280円)は色落ちのしにくさや保湿力が売り
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「緊急用」から「わざわざ足を運びたくなる」商品展開へ

コンビニコスメといえば、これまで「緊急用」のニーズを意識した商品展開が主だった。

従来品よりも小さなサイズで安価な商品をコンビニ限定として打ち出し、黒や茶、ベージュなど誰もが使いやすいコンサバティブなカラーをそろえた。

しかし、緊急需要を待っているだけでは売上の拡大は見込めない。だからこそ、ファミリーマートは仕掛けた。

「コスメを買うためにわざわざ足を運んでもらうための商品展開が必要だと考えました」と、商品本部日用品・雑誌部の新宅寛史さんは説明する。守りから攻めの姿勢に入ったのだ。

「トレンドを意識したラインナップを前提として、今までのコンビニには置いていなかったような思い切った色展開で話題づくりをしたいと考えました。

コアターゲットは、10〜20代の流行に敏感な若い世代。SNSで常に新しい情報をキャッチアップしていく世代に狙い通りに情報が届けば、『これはバズるのではないか』という期待がありました」

2020年11月、化粧品ECプラットフォーム「NOIN」を運営するノインが開発したコスメブランド「sopo(ソポ)」を、ファミリーマートで買えるコスメブランドとしてデビューさせると、SNSを中心に瞬く間に評判が広がった。