演じること、書くこと、撮ること以外ではあんまり広げるつもりはない
――佐藤さんは年齢を重ねるごとに仕事の幅を広げられて、人生もどんどん楽しくなってきているように見えます。
ありがたいことにいろいろなお仕事をいただき、本まで出させていただいて。けど、これ以上自由の幅を広げると、よくないとも思っています。
本当にいますぐ死んでもいいって思うぐらい食えなかった時期からしたら、家族もできて、
芝居で生活できるなんて夢のようです。役者として大東京で家族を持てるなんて思ってもみなかったですからね。
やりたいと思っていたことができるようになって、どんどんと生きていることが楽しくなってきましたが、いまは来年から撮影がスタートする映画に向けて監督から「少しやせてください」と言われているので、あらゆる方法を試しつつ、監督の希望に応えたいと思っています。あとは、さすがにいつまでも精神年齢8歳では困ってしまいますし、息子にも抜かれてしまったので、もう少し上げていきたいと思っています(笑)。
――今後お仕事で新たにチャレンジしたいことなどはありますか?
基本は演じること、書くこと、撮ること以外ではあんまり広げるつもりはないんです。
舞台役者からはじめ、テレビや映画のお仕事を多くさせていただくようになったという点では成功したと思われるかもしれませんが、ずっと舞台の世界で全うしている人に言わせたら、「なんでテレビなんか出るの?」って感じですから、自分のやっていることが成功か失敗かはわかりません。
自分としてはただただ、やりたいことをやっているだけ。Twitterにしても、ただつぶやきたいからやっていますし、ウンコと書きたいから書いてるだけですから。
取材・文/栗原正夫 撮影/井上たろう スタイリスト/鬼塚美代子(アンジュ)
ヘアメイク/今野亜季(A.m Lab)
#1(前編)『自称・精神年齢8歳の俳優・佐藤二朗(54歳)「ものすごい勇気を持って“ウンコ”ってつぶやいているわけではない。本当につぶやきたいから、心から漏れてるだけ」』はこちら













