「演歌の逆襲の巻」(ジャンプ・コミックス168巻収録)
今回は、米海軍士官のジョディーが日本の演歌歌手としてデビューをはたすお話をお届けする。
ジョディーのフルネームは、ジョディー・爆竜・カレン。日本人の父・爆竜鬼虎(ばくりゅう・おにとら)とアメリカ人の母との間に生まれた金髪の美女だ。米軍空母カールヴィンソンに搭乗し、発艦士官を務めている。かつて父の部下だった元傭兵の警察官・ボルボ西郷の恋人でもある。
本作中で触れられているが、彼女は歌がうまく、ロックバンドではボーカルを担当。「派出所バンド結成!!の巻」(ジャンプ・コミックス102巻収録)では両さんや本田らと、亀有商店街のイメージソングを吹き込んだこともある。
さて、本作では高齢者向けの演歌でヒットが出ない状況を嘆いたレコード会社に対して、両さんが「演歌ブームを起こす!」と宣言。かくして歌唱力、ルックスともに抜群のジョディーを招へいするのだが……。
本作のアイデアはおそらく、2008年に日本でデビューした演歌歌手・ジェロがもとになっていると思われる。
ジェロはアメリカ人だが母方の祖母が日本人で、幼い頃から演歌に親しんできた。大学卒業後に来日して就職後、カラオケ大会への出場や『NHKのど自慢』に出場するなどして、演歌歌手への道を探っていたという。その後レコード会社の目にとまり、レッスン期間を経てプロデビューした。
10年間の活動ののちに引退するが、11枚のシングルを発売し紅白歌合戦に出場するなどして、演歌シーンの盛り上げにひと役買った。
演歌のコアターゲットは高齢者なため、現在のメディアへのアクセス度合いが低く、現在でもテレビの演歌番組などを観賞してる。その一方で、SNSや動画プラットフォームを活用する若手演歌歌手たちは、若者や海外のファンを獲得しているようだ。
それでは次のページから、アメリカからやってきた美女が日本の演歌界を席捲するお話をお楽しみください!!



















