人生で一番美味しかったコンビニパスタの味
10年前に食べたセブン-イレブンの「ミートソースパスタ」の味が忘れられない。
大学3年生の時、資格の勉強をするため、連日のように友達と一緒に学校の自習室にこもっていた。そんな勉強漬けの毎日を過ごす自分たちへのご褒美は「みんなと食べるご飯」だった。
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駅前のカレー屋の「ドライカレー」、バス停前にある中華料理の「学生向け大盛炒飯」など、学校帰りにみんなとおしゃべりしながら食べるご飯はおいしくて今でも思い出に残っている。
そして、そんな思い出の中でもひと際楽しかったものがある。
『休日の学校で食べるコンビニご飯』。
休日に学校に勉強しに行くと、学食も売店も開いていない…そんな時、唯一開いている校内のコンビニでご飯を買って食べていた。そこの2大人気メニューがだったのが「ミートソースパスタ」と「ペペロンチーノ」。両方とも大体ワンコイン(500円くらい)で、ボリュームがあって学生の身としては大助かりで、何より美味しかった。
ペペロンチーノも安くてボリューミーだったけど、ミートソースパスタは今でもそうで、肉の食べごたえが際立っていて、スーパーでミートソースを買ってみても、甘みや酸味が強いものではあっても、セブンの様な食べごたえはなかった。
そして、当時流行っていたのが、買ったパスタにコンビニの調味料やちょっとした食材を混ぜること。ミートソースパスタに「ミートボール」を入れてみたり、ペペロンチーノに「イカの塩辛」や「メンマ」を入れてみたり…。
中でも人気なのが、ミートソースパスタに粉チーズをふりかける組み合わせ。これは絶品だった。
普通のチーズやスライスチーズをのせたりすることもあったけど、コンビニでチーズと一緒に温めても、教室に戻る間にチーズが硬くなってしまうこともあり、「結局、粉チーズが安パイだなぁ」と話していたのが懐かしい。
最近は物価高による原材料費の高騰もあり、コンビニ各社のすさまじい努力を感じるけど、10年前にセブンで食べたミートソースパスタがコスパ、量、味、思い出も含めて忘れられない。私にとって、パスタとはそういう懐かしい味のするものだ。
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