年間300日以上コンビニに通う漫画家が綴るコンビニへの想い

この1年間、漫画『限界社員スズキさんの癒されコンビニグルメ』を描くにあたり、改めてコンビニと歩んだ人生を振り返り、情報を集めていく中でいろいろと思うことがありました。

物価や消費税の上昇に煽られ、コンビニの商品の価格も上昇。
量が減った、質が下がった、という声もいろいろなところで聞かれます。

その声は決して的外れなものではなく、自分もコンビニと向き合う中で改めて実感した事実でもあります。

はっきり言いますと、昔、このコンビニ漫画を描く前と比べ、コンビニに対する見方は変わりました。

しかし、自分はコンビニが大好きなままでした。

見方が変わったというのは悪い意味ではなく、楽しみ方に幅が出たという感じです。例えば価格が変わった場合なら、安く買う方法を模索するようになりました。

レシートやアプリのクーポンを使ってみたり、同じコンビニでも店舗によってファストフードが割引されていたりもします。物価上昇に煽られケチ臭くなったのだと言われれば否定はできませんが、少なくとも10年前の自分には、クーポンの存在は目に入りませんでした。

現在のような状況だからこそ、コンビニに対する見方が変わり、新しい楽しみ方ができるようになったんだと思います。

味が変わったと思うのなら、それがわかるくらいあなたがその商品が好きだったからです。量が減ったと思うなら、それがわかるくらい何度も購入したんだと思います。

コンビニに不満がつのることもあるでしょう。自分もあります。けれど、それくらいコンビニが好きだということです。