牛肉の部位と特徴
豚肉や鶏肉に比べて高価なので部位と特徴を知って、その部位のよさを最大限に引き出す調理を心がけましょう。
★和牛・輸入牛・交雑牛の違いは?
和牛は日本で飼育される黒毛和種など最も高価で肉質がよいもの、輸入牛は海外から輸入されたもの、交雑牛は黒毛和種とホルスタインを交配させた雑種のことをいう。
和牛サーロイン
適度な脂肪があり、やわらかくて風味もあるので、高級部位とされている。切ると大きさが揃うので、ステーキで食べるのがおすすめ。
輸入牛イチボステーキ肉
外ももの上側に位置し、適度な脂肪がある部位。やわらかくて風味があるので、ステーキや焼肉で食べると肉の味が楽しめる。
和牛内もも肉
後ろ足のつけ根に位置し、筋肉質だが赤身の中では比較的やわらかい部位。赤身のうま味が味わえるローストビーフにし、薄く切って食べるのがおすすめ。
和牛すね肉
ふくらはぎ近くに位置し、運動量が多いので筋が多くて非常にかたい部位。煮込み料理などに使うことで、やわらかくジューシーになる。
和牛リブロース肉
最も厚みのある部位で、きめが細かく、やわらかい。風味が濃厚で甘みがある。薄く切ってすき焼きや、しゃぶしゃぶにするとより甘みを感じられる。
牛切り落とし肉
肩やももを、一定の厚みで切り落とした部分。厚みが揃っていて赤身を楽しめるので、焼肉や牛丼などの肉がメインの料理に使うのがよい。
交雑牛ヒレ肉
背骨の内側に位置し、脂肪が少ない部位。きめ細かく、やわらかくて風味もよいので、ステーキやカツレツなどにするとやわらかいまま食べられる。