世界的に見れば日本は女性の天国
こんなことを言うと、「男の人から好かれたいから、そんな発言をするの?」と言われてしまうのだけれど、そうではなくて、日本社会を見た私の本心からの言葉です。
「いやいや、そんなこと言うけど、うちのダンナは私のことを見下した発言をしょっちゅうするよ」
「うちの夫なんか、家では何もしないでふんぞり返ってる。私を家政婦と思っているのかしら」
確かに、そういうこともあるでしょうが、個々のケースをいちいちあげていったらキリがない。その国のジェンダー問題を見るときは、社会全体を見るべきで、個々のケースを取り上げても仕方がありません。だいたい、「うちのダンナは──」と夫の男尊女卑の姿勢をとがめる人がいるけれど、それは、個人の責任。相手を選び間違えたのです。
大学の医学部の入試で、女子より男子受験生を優先して合格させる大学の存在が明るみに出て、大問題になったことがありましたよね。女性は妊娠出産で仕事を休まざるを得ない時期があり、複数の女性医師が同じタイミングで休むかもしれず、医療体制を構築しづらいというような課題はあるのかもしれません。
でも、だからと言って、その課題を、学びの場に持ち込んだのは、言語道断。問題になって当然なのだけれど、問題になったということは、基本的に、日本社会は女子を差別していないからではないでしょうか。異常な案件だと認識したからこそ、あれだけ問題になったのだと思います。
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