幼い頃から2次元キャラに恋愛感情
――憂那さんは2次元キャラクターに本気で恋をする「夢女子」だと自身でおっしゃっています。「夢女子」だといつ自覚しましたか?
憂那(以下、同) 小学校の高学年ですかね。親が漫画を買ってくれない人で、2歳年下の弟が友達からもらってきた『NARUTO-ナルト-』が、人生で初めてちゃんと読んだ漫画でした。
読んでいるうちにキャラクターの我愛羅(ガアラ)や、うちはイタチを好きになって。それで当時から夢小説にもハマっていました。
――夢小説とは?
登場人物の名前を自分の名前に変換して読むことができる小説です。作品のキャラクターや世界観を使った二次創作が多くて、大半は恋愛がテーマ。当時、ガラケーで夢中で読んでいました。
――夢小説でお気に入りのキャラとの疑似恋愛を楽しんでいた、と。
そうなんです。だから漫画のキャラを好きになるのは当たり前のことだと感じていました。夢小説はたくさんあったので、そういう人がいっぱいいるものだと思っていました。
でも漫画やゲームを気軽に買ってくれる家庭ではなかったので、2次元キャラに本格的にのめり込んでいったのは高校に入ったくらいから。
デビューがだいぶ遅かったので、その反動で今、グッズを買いまくっているのかもしれません(笑)。
――どんなキャラに恋愛感情を抱いているんですか?
惚れっぽいところがあって、どんどん好きなキャラクターが増えてしまっています。
我愛羅やイタチさん、『鬼滅の刃』の煉獄(杏寿郎)さん、『ONE PIECE』のエースさん、『名探偵コナン』の安室透……本来はひとりのキャラだけを愛するべきだと思っているのですが。
――タイプがあるんですか?
ちょっと影があって、誕生日を祝われてなさそうな人が好きなんです(笑)。我愛羅やイタチさんがそうですね。そういうキャラを見ると、ほぼ間違いなく恋に落ちてしまう。
最近、ハマっているのは『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』に登場するペパー。すごくいい子なのですが、かわいそうな境遇で、救いになりたいと思ってしまいます。