なぜわざわざ文集の作文でこのテーマを
文集も見てみよう。
タイトルは『議長団選挙「落選編」』
ああ〜、そうだった!!
6年生のとき、柄でもないのに担ぎ出されて児童会議長団選挙に立候補し、まんまと落選した顛末を書いたのだった。
小学校の思い出の中から何を書いてもよかったはずなのに、なんでわざわざこのテーマを?という感じだが、今でも僕はコラムを書くとき、自虐ネタを好んで選んだりするから、その性質は当時から培われていたのだろう。
見開きの隣のページは、先月も一緒にゴルフに行った友達の『議長団選挙「当選編」』である。
ヤツが書く予定の作文を先に知り、自分の落選編を並べてもらうことで、受けを狙ったのかもしれない。
文集の他のページを見ると、クラスメートの投票による“ザ・ベストスリー”の「ユーモア」で、意外なことに僕が第一位に選ばれている。
調子に乗ってふざけたりおどけたりすることはない子供だったが、いつも頭の中で変なことを考えていて、ポロっとシニカルなことをつぶやいてみんなを笑わせるのが得意だったような記憶がある。
今考えると、なかなか嫌味な小学生だ。
ともかく、小学校の卒業アルバムも文集も、晒されたとしてもそんなに恥ずかしくはないかもしれない。
良かった良かった。