自発的に行動したから『egg』の専属モデルになれた

そして、みりちゃむさんは最年少の15歳でeggモデルに抜擢され、芸能活動に軸足を置くために通信制の高校に進学する。YouTubeチャンネルへの出演を経て、雑誌が復刊した後、『egg』の専属モデルとして活動を始めたみりちゃむさん。

《口喧嘩最強ギャル・みりちゃむ》上下関係が厳しいギャルの世界で撮影中に何度も喧嘩。中学生時代にいじめを経験した、みりちゃむはどうして“口喧嘩最強”になったのか?_5
高校生時代のみりちゃむさんの髪の毛はピンクだった

実は当初、事務所のマネージャーから「eggの担当からTwitterで連絡が来る」と聞いていたそうだが、2〜3週間しても音沙汰がなかった。

「たまたま知り合いにeggのスカウトマンがいて。もう待ちきれなくなって、自分から連絡したんです。そしたら編集長につなげてもらうことができ、『撮影の現場来て』と言われ、そのまま専属モデルになりました。自分から行動してなければ、今の自分はいなかったかもしれません」

仕事に求められる成果は80%でちょうどいい

みりちゃむさんの掲げるモットーは「やれることは全部やる」こと。基本グラビア以外はNGなし。自分ができることは精一杯やる。これが芸能活動の基本スタンスになっている。

《口喧嘩最強ギャル・みりちゃむ》上下関係が厳しいギャルの世界で撮影中に何度も喧嘩。中学生時代にいじめを経験した、みりちゃむはどうして“口喧嘩最強”になったのか?_6
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「仕事に対しては精一杯臨みますが、求められることに対しては80点くらいでいいと正直思ってます。だって、全力を出そうとやりすぎると、人ってだいたい空回りするじゃないですか。もちろん、やれることはベストを尽くすけど、『頑張りすぎない』ことを意識しています」

20歳になったみりちゃむさんは、今でもegg専属モデルとして一線で活躍している。そんななかで、一番思い出に残っているエピソードは、eggモデルとして最初の撮影だという。

「2019年に2泊3日で沖縄に撮影を行ったときのことは今でも印象深いかな。ギャルって先輩後輩の上下関係がしっかりしていて、撮影中はモデル同士で何度も喧嘩したんですよ。自分のこだわりや主張があったりして何かと大変で。それでも無事に撮影を終えられて本当によかった」(#2へつづく)