中学生で遭ったクラスのいじめ

芸能界に憧れを持つようになったのは、小学6年生で初めて受けたオーディション。

《口喧嘩最強ギャル・みりちゃむ》上下関係が厳しいギャルの世界で撮影中に何度も喧嘩。中学生時代にいじめを経験した、みりちゃむはどうして“口喧嘩最強”になったのか?_3
ギャルメイクに目覚める前の中学生時代のみりちゃむさん

ただそのときは、2次選考が歌のオーディションだったため、「小学生にはハードル高すぎ。歌いたくない」という理由から断念した。

その後、中学へ進学すると本格的にギャルメイクに目覚め、中学2年生の頃にはカラコンやつけまつげをつけるように。勉強もしなくなり、授業では寝るのが日課だった。

「メイクは小5からやり始めたんですが、ほとんどお遊び程度でした。中学に入るとがっつりメイクをして、ギャルスタイルを楽しんでいました」

だが、みりちゃむさんのことをよく思わない周囲の女子に「私より目立つな」と言われ、いじめを受けるようになってしまう。

「クラスの女子からハブられ、無視されたり、学校に行かなくなった時期がありました。ちょうど同じ頃に軽度の起立性調節障害を患っていたのもあり、家にいる時間が増えたんですよ。でも、それがきっかけで雑誌や事務所のオーディション情報を、ネットで探して応募するようになりました」

学校以外のコミュニティで友人を作ることが大切

中学2年生のときに大手芸能事務所に所属することが決まる。そこから、ファッション雑誌のスナップ企画やアイドル活動に携わるようになった。

「中学時代にいじめを受け、行き場を失った時期も経験したが、芸能の道をめざす友人とはたくさん仲よくなれ、新たな人間関係を構築できた」

不登校やいじめの問題が社会問題化しているなかで、自身もいじめを経験したみりちゃむさんは「友達を学校だけにしない」ことが大切だという。

《口喧嘩最強ギャル・みりちゃむ》上下関係が厳しいギャルの世界で撮影中に何度も喧嘩。中学生時代にいじめを経験した、みりちゃむはどうして“口喧嘩最強”になったのか?_4
「町のダンススクールとかピアノ教室とか、学校以外のコミュニティは必要」と話すみりちゃむさん

「不登校とかいじめとか、そういうのを見ると『学校だけにコミュニティを求めすぎている』と感じるんですよ。私は芸能という道に進んだことで、学校以外の友人を作ることができた。習い事でも塾でも何でもよくて、学校以外のコミュニティで人間関係を作っておけば、自分の居場所がきっと見つかると思うんです」