「僕もいつかはWBCにキャッチャーで出てみたい」
――中村捕手はリーグ連覇に加えて、WBCの優勝捕手にもなりました。これを見て、中村捕手の背中が遠くなったと感じるのか、それとも負けてられないと思うのか。
う~ん、あまりどっちも思わないですね。ただ、スゴい人が僕の近くにいることは自分にとってすごくプラスだと思うので、それは良かったです。
――チーム内で意識する選手は?
あんまりいません。みんなライバルだと思うんで、誰にも負けないようにと思ってます。
――ヤクルトのロッカールームで選手たちがWBCを見て大盛り上がりしている動画を、田口麗斗投手がSNSに投稿していましたね。
僕も全試合見てました。やっぱり村上さんのサヨナラ打が一番うれしかったっすね。僕もいつかはキャッチャーとしてWBCに出場してみたいと感じました。
――去年、今年のキャンプでは内山選手が憧れているという古田敦也さんが臨時コーチとして指導にあたっていましたが、どんなことを教えてもらいましたか?
技術的なことや実戦的な話をいろいろ聞けたので、特にこれというものはないですが、プロの世界で長く生きるためには何が自分の武器なのかをしっかり考えること、という話はすごく心に残ってます。
――内山選手の武器とは?
体は小さい(171cm)けど、ホームランを打てるのが強みだと思ってるので、バッティングのほうは長打力をしっかりアピールしていきたい。まずは打つ方で貢献していきたいと思ってます。
――昨年5月24日、日本ハム戦でのプロ初ホームランも、日本シリーズ第2戦のホームランも、ビハインド展開でどうしても1本ほしいところでのホームランもありました。
勝負強さは大事にしていきたいなと昨シーズンをやってみて思いましたね。日本シリーズのホームランも一番いい場面で打てたかなと思います。今のところ人生で最高のホームランと言っていいかもしれません。