「試合に出られればポジションはどこでもいい」
――高卒2年目の昨季は74試合に出場して4本塁打、日本シリーズでは9回裏に劇的な同点ホームランを放つなどプロ野球ファンにその名を轟かせました。今年はオープン戦の12打点が12球団でトップ。首脳陣やファンからの期待を肌で感じているかと思います。
内山壮真(以下、同) そうですね。ここまで体の状態はいい感じできているので、いいスタートをきりたいです。今季は1軍で出場し始めて2年目のシーズンなので、ちゃんと結果を残したい思いがすごくあります。まずはスタメンで70試合出場することが目標です。
――内山選手の本職はキャッチャーですが、出場機会を広げるため、外野手にも挑戦することが話題になりました。目標のスタメン70試合というのは、捕手としてですか?
いえ、捕手でも外野手でも、どちらでもです。
――外野手挑戦の打診はどのように伝えられた?
キャンプに入って高津(臣吾)監督や嶋(基宏)コーチから「外野手もやるぞ」という感じで伝えられました。
――拒否権はなかったんですか?
僕自身も出場機会があったほうがいいので、前向きな気持ちで返事をしました。
――出られるならどこでもという気持ち?
試合に出られればどこでもいいです。今も2つのポジションをやっているからといって、特にしんどいということはないです。ただ、将来的にはキャッチャーでレギュラーを取りたい気持ちはあります。
――ヤクルトの正捕手には中村悠平捕手がいます。中村捕手のスゴさとは?
打撃でも結果を残してますし、配球やワンバン処理、スローイングといったキャッチャーの技術もスゴい。僕も中村さんくらいちゃんとプレイしないといけないと常に感じています。