手軽にたんぱく質を摂取できる練り製品
では、1日どれくらいたんぱく質を摂取すればいいのでしょうか?
高齢者の場合は体重1kgあたり1gのたんぱく質を摂取する必要があります。
例えば、体重45kgの女性なら1日45g、65kgの男性なら1日65gのたんぱく質が必要になります。
ただし腎不全の人は、たんぱく質の摂取に注意が必要なので、主治医と相談しましょう。
ここで運動と同じく問題なのが続けやすさです。どんな素晴らしい健康法でも続けないと意味がありません。
毎日の食事において、どんな食材や食事のメニューにどれくらいたんぱく質が含まれているのかチェックするのは難しいことですね。
初めは気をつけていても、だんだん面倒になって、たんぱく質が大事であることを忘れてしまうことも。
そこで、たんぱく質をしっかり効率的に摂取しつつ、食事に取り入れやすい食べ物があります。
それが魚肉の練り製品です。
たんぱく質を手軽に摂取できる代表的な食べ物と言えば、卵だと思いますが、例えば魚肉の練り物のカニカマ100gは、卵100gと同じ12gたんぱく質を含み(※)、低カロリー、低脂質のため、カロリーが気になる人にとってはうってつけの食べ物なのです。
(カニカマ1本は約15gなのでたんぱく質は約1.8g)
さらに使い勝手の良さもおすすめポイント!
朝ごはんには板かまぼこ、お昼のチャーハンにはカニカマをプラスするだけで、1日に必要なたんぱく質を摂取することができます。
卵焼きにカニカマ2本分をほぐしていれてカニ玉のメニューにすれば、卵とカニカマのダブルでたんぱく質を摂取することができます。
しかも、練り製品の場合、ちくわ、カニカマ、はんぺんなど種類が豊富なので、食卓にたびたび登場してもレシピやバリエーションが豊かで飽きにくいでしょう。
練り製品で手軽にたんぱく質の摂取量を増やすことで、サルコペニア予防、肥満や糖尿病の予防にも繋がるのです。
(※)日本食品標準成分表 2020年版