白米が止まらなくなる神がかったタレ

ハラミは細かなサシがはいった和牛のもの。揉み込まれている塩ダレだけでも十分旨いが、オリジナルの薬味ダレもクセになる味わいだ。

赤身角切もオススメのメニュー。サシの全く入らない部位だが、柔らかでジューシー。唯一の注意点としては、焼き過ぎないこと。パサパサで硬くなってしまうのだけは避けたい。

カルビもロースも並と上があるが、胃袋に自信のある人は全部食べてOKだ。リブロース等を細かく部位分けしていたりするので、何を食べても旨い。
さらに甘みのあるタレの美味しさも特筆すべきもの。東京の焼肉店で多い、砂糖の重たい甘さではなく、甘みがありながらさっぱりとしていて、さらに白米との相性が神がかってるのだ。
特に真っ赤な並のロースをさっと炙る程度で食べると、言葉を忘れ、一心不乱に白米をかき込んでしまう。この並ロースと白米は、毎日食べても飽きないだろう。

せんべろの街”立石”で40年以上続く老舗焼肉が代替わりして、さらなる極みへ_4
並ロースと白米の組み合わせは箸の動きをエンドレスにする
並ロースと白米の組み合わせは箸の動きをエンドレスにする

都内でも決して便利とは言えない京成立石にありながら、全ての焼肉好きに通って欲しいと思う名店だ。
おばあちゃんの頃からの常連さんを大事にしながらも、より進化させたオーソドックスな焼肉。
肉バカはおばあちゃんの頃の焼肉も好きだったが、2代目の焼肉はもっと好きだ。

進化しながら受け継がれていく街焼肉ほど魅了されるものはないだろう。

「幸泉」の真髄がわかる小池さんの動画がこちら↓